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【再掲載】今日は【しょうが】のお話

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ブログにご訪問くださり、ありがとうございます^^


Noyaの上坂です。

~こちらの記事は以前アップしたところ、ご購読くださった方が多かったのもあり、

季節も寒くなってきましたので再掲載を☺~


今日は、体を温めてくれる食材としておなじみの【しょうが】のお話です。


「冷え対策にしょうが」はすっかり浸透しましたが…

しょうがは体を冷やす。という、
そこだけ切り取られたような情報を
良く見かけるようになりました。



薬膳・漢方で使われるしょうがには、


・「生姜(ショウキョウ)」

・「乾姜(カンキョウ)」
の2種類があります。


生のしょうが蒸して乾燥させたしょうがの違いです。



この二つは、漢方・薬膳では、それぞれ違うグループに分類され、効能もそれぞれ違います。



・生姜=末梢の血流をよくし、発汗によって体表面の邪気を吹き飛ばす


・乾姜=深部の熱を作り出して、からだを内側から温める




「生姜」と「乾姜」では、役割が違うのです。



「冷えには生姜」 ではなく、「冷えには乾姜」 


元は同じしょうがなのに、どうしてこんな違いが出てくるのでしょう?

それは、それぞれに含まれる成分の違いによるものです。



生姜の主成分は、ジンゲロール

末梢の血管を広げ、皮膚表面の温度を一時的に上げるはたらき、強い殺菌作用があります。



このジンゲロールを加熱するとショウガオールという成分に変化します。


これが乾姜の主成分です。


ショウガオールは、胃腸の壁を刺激して、血流を高め、深部の熱を作り出します。



昔の人は経験で、加熱によって変化するしょうがの働きを知っていたのでしょうね。

本当にすごいなぁと、改めて思います。

まとめると…


●生姜:ジンゲロール

   末梢の血流をよくし、発汗をうながす+強い殺菌力

   =風邪の引き始め、食中毒予防に



●乾姜:ショウガオール

  深部の熱を作り出し、身体を内側から温める

  =冷え改善に


目的に合わせて、ご自身の体質に合わせて上手に使い分けてくださいね018.gif

では、本日も素敵な1日を。


by chouettedeco | 2016-10-29 07:35 | コンプリメンタリー・メディスン

心と体が元気になる東洋コンプリメンタリー・セラピーNoya


by Noya